2006年10月22日(日)「しんぶん赤旗」
憲法・教基法 改悪阻止
女の力 ひろげよう
はたらく女性の中央集会 始まる
「教育基本法と憲法改悪ストップ、人間らしくはたらくルールをつくる、くらしと平和を守る女性の力をひろげる」をスローガンに第五十一回はたらく女性の中央集会(同実行委員会主催)が二十一日、二日間の日程で、埼玉県蕨市内で始まりました。労働者や農民、業者、女性団体の会員ら七百五十人が集いました。
婦団連の榎本よう子事務局長が主催者あいさつし、「女性の連帯と友情を広げ、憲法と教育基本法をしっかりと握って生かす国づくりを選ぶ人を増やしていく一歩にしましょう」とのべました。
埼玉県在住の女性たちから届いたビデオレターでは、生きいきと働く姿とともに、「業者婦人の働き分を賃金として認めてほしい」「畑仕事も家事もで休む時間がとれない。国などの後継者対策の援助もほしい」(野菜農家)の声が伝えられました。
参加者は、朝日新聞の伊藤千尋記者の講演「9・11を体験した記者が語る平和憲法」を聞き、JMIUカルテットのフルート演奏を楽しみました。
日本共産党の吉川春子参院議員、全労連の小田川義和事務局長が来賓あいさつしました。
札幌市の丘珠病院に勤める女性(29)は初参加で、「戦争になれば、私たち医療労働者もかり出されます。いまのうちに憲法、平和を守れと言わないと言えなくなってしまう。いまがチャンスです」と話します。
全体会閉会後、参加者は元気よく商店街をパレード。「働く女性の権利とくらし・平和を守れ」と訴えました。