2006年9月14日(木)「しんぶん赤旗」
輝け憲法 兵庫著名人がアピール
舞台美術家 妹尾河童さん
ラジオパーソナリティー 小山乃里子さん
小説『少年H』の作者、妹尾河童さん(舞台美術家)やラジオパーソナリティ―の小山乃里子さんら兵庫県にゆかりのある著名人七氏が十三日、兵庫県民へのアピール「世界と人類の宝・憲法9条を、いまこそ輝かせましょう」を発表しました。
発表したのは、神戸市長田区生まれの妹尾さん、同東灘区在住の小山さんのほか、元日本弁護士連合会会長で同市で開業する北山六郎弁護士、同市出身の品川正治経済同友会終身幹事、元花園大学学長で姫路市龍門寺の河野太通住職、元神戸大学副学長の浦部法穂名古屋大学教授、和田進神戸大学教授の七氏。
アピールは、改憲手続き法案が前国会に提出されたもとで、「九条の会」など憲法を守る運動の流れを早く、広く、強いものにするため、「いまこそ手をたずさえ、励まし合い、世論の高揚と広がりを」と訴え。草の根からのさまざまな意思表示を県民によびかけ、「『地球の宝物』をまもりぬいて、世界の人々の期待と願いにこたえましょう」とのべています。
アピールには現在、関西棋院九段の結城聡さんや、神戸華僑総会名誉会長の林同春さんら県内著名人四十二人が賛同しています。
同日、小山さんや北山弁護士らが兵庫県庁内で記者会見し、「世界に誇れる九条をないがしろにするのは許せないという思いで、アピールをだしました」「憲法を守る流れをもっと大きくしたい」と語りました。