2006年8月5日(土)「しんぶん赤旗」
米産牛肉輸入再開
「遺憾」と意見書
全国消費者団体連絡会
BSE(牛海綿状脳症)の危険部位除去違反で全面禁輸となっていた米国産牛肉の輸入再開にたいして、全国消費者団体連絡会(神田敏子事務局長)は四日までに「きわめて遺憾だ」と抗議する意見書を、川崎二郎厚生労働相と中川昭一農水相あてに提出しました。
意見書は、日本の「事前査察」で条件順守にかかわる問題が確認されており、「これらは軽微な問題として報告されていますが、日本向け輸出プログラムの認識の低さを示すもので、米国の管理措置への不信感は継続しています」と指摘。「日本の消費者の信頼を得る内容にはなっておらず、再度のプログラム違反も危惧(きぐ)される」として、再度の違反が発生した場合、直ちに輸入を全面停止することなどを求めています。