2006年7月15日(土)「しんぶん赤旗」
望む働き方求めて
障害者就労支援でシンポ
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一般就労は難しいけれど、何らかの支援を受けて働きたい障害者の就労支援強化をめざし、障害者自立支援法の新たな制度「就労継続支援」などがどうあるべきかを考えようと十四日、東京・千代田区のよみうりホールでシンポジウムが開かれました。障害者や施設関係者ら約五百七十人が参加しました。
報告した全国社会就労センター協議会の鈴木清覚副会長は、自立支援法で一般就労を目指す事業に、国が施設へ支払う報酬単価が極端に高くついていることを挙げ、支援が一般就労に偏っていると指摘。「一般就労、サポートを受けながら障害者が働く保護雇用、重度の人が働く場所の保障など、バランスよく充実していくことが大事」とのべました。
シンポジウムでは、主催した障害者の就労を支援している団体の代表らがシンポジストとなって発言。「一般就労偏重ではなく、障害者が望む働き方ができるようにしていかなければならない」と強調しました。