2006年6月18日(日)「しんぶん赤旗」
憲法いかす社会を
自治体に働く女性が交流
愛媛
「であい ふれ愛 語り愛 憲法をいかして いのち輝く社会を」をテーマに第二十七回自治体にはたらく女性の全国交流集会(日本自治体労働組合総連合女性部主催)が、十七日からの二日間、愛媛県松山市で開かれています。
初日の会場となった愛媛県民文化会館では、松山大学の大内裕和助教授による「教育基本法・憲法『改正』とは何を意味するか」と題した記念講演が行われ、全国からつめかけた約四百五十人が熱心に耳を傾けました。
大内氏は、現教育基本法と改悪案を比較した表を用い、個人の価値を尊ぶ教育から、国家に役立つ人材を育成するものに変質させ、日本を戦争のできる国にする狙いを明らかにしました。大内氏は「今大切なのは、知ること、そして伝えること。自分の言葉で周囲に訴えよう」と呼びかけました。
愛知県から参加した女性は「教育基本法改悪の問題が、子どもたちだけでなく、地域や家庭を軍国主義にのみ込んでいく大問題だということがよくわかった」と感想を話していました。
十八日には同会場と市内にあるホテル葛城で、分科会やミニシンポなどを予定しています。