2006年6月4日(日)「しんぶん赤旗」
新潟県九条の会結成
「九条の会」の新潟県レベルの交流・結集の情報センターとするため、新潟市で三日、「『新潟県九条の会』結成と講演のつどい」が開かれ、約二百人が参加しました。
賛同・結成呼びかけ人には、川村正敏・元県弁護士会長、河内さくら・料理研究家、木下安子・元新潟青陵大学長、栗原祐一・元県農協中央会長、杉みき子・児童文学作家、中村啓識・県仏教会長など多彩な著名人各氏が名を連ねています。
呼びかけ人の工藤和雄元県弁護士会長は「九条の会」アピール賛同呼びかけにこたえ、県内で百近い「九条の会」が結成されたことを報告。会の申し合わせ事項を提案、結成をしました。
島津光夫・元県立女子短期大学長、嶋悌司・前朝日酒造専務、中村洋二郎・元日弁連副会長が改憲を許さない決意を述べました。
活動交流では「農林水産業は平和なくしてありえない。多彩な職種の人から呼びかけ人になってもらった。農村に広げたい」(農林水産九条の会)、「結成一年で会員がほぼ倍加した。若い人に関心をもってもらうために、高校前で映画鑑賞会のビラ配りをして五人が参加した」(糸魚川九条の会)、「小学校区で大学教官、現職元職県市議からも参加してもらい、五百人の署名を集めた。映画鑑賞会、暮らしの視点からの憲法講演会、『戦争と美術』講演会を企画し、楽しみながら広げたい」(新潟市五十嵐九条の会)などの発言が続きました。
つどいで成嶋隆・新潟大学法科大学院教授(憲法学)が講演しました。