2006年6月3日(土)「しんぶん赤旗」
金利スワップ
販売ノルマあった
前三井住友銀頭取 大門議員に認める
「金利スワップ」とよばれる金融派生商品の購入を中小業者への融資と「だきあわせ」で強要し、業務停止命令をうけた三井住友銀行の当時の頭取である西川善文氏(日本郵政社長)は、二日の参院財政金融委員会で、「金利スワップはだきあわせで販売するような商品でない」とのべました。日本共産党の大門実紀史議員の質問に答えたものです。
西川氏は、「金利スワップ」で現場への販売ノルマがあったことも認めました。
西川氏は三井住友銀行とサラ金「プロミス」との提携決定が、自身の頭取在任中であったことを認め、リスクに応じた個人貸出をすすめるものであるとのべました。
さらに、日本郵政が今後、クレジットやローンを行う考えがあるかを問われ、「カード業務はできるだけ早くやりたいが、ローン業務は考えていない」とのべました。