2006年5月21日(日)「しんぶん赤旗」

「9条と一緒に頑張ろう」

神奈川集いに4000人


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(写真)九条かながわの会が開いた「県民のつどい」=20日、横浜市中区の横浜文化体育館

 「もっと広がれ九条の輪! かながわ県民のつどい」(主催・九条かながわの会)が二十日、横浜市中区の横浜文化体育館で開かれました。会場には、開会直前に長い行列ができる盛況ぶり。約四千人の熱気にあふれました。

 作曲家の池辺晋一郎さんと作家の森村誠一さんが、戦争中に、中国で生体実験をおこなった「731部隊」の残虐性を告発した「悪魔の飽食」について対談。池辺さんの指揮で、東京、奈良、静岡の合唱団が「悪魔の飽食」を合唱すると大きな拍手が起こりました。森村さんと脚本家の小山内美江子さんが講演し、同会事務局長の岡田尚弁護士が情勢や会発足以降の活動を報告。フェリス女学院大学長の本間愼さんが閉会あいさつをしました。

 小山内さんは「お母さんたち、わが子を戦場になんて持っていかれないでください。九条と一緒に頑張りたい」と訴え、森村さんは「憲法九条には、人類永遠の理念が盛り込まれている。そして、憲法には、戦争の痛みと悔恨が込められている」と語りかけました。

 大和市から参加した男性(20)は「人体実験などという残虐なことが、かつて行われていたことがよくわかった。平和こそが一番大事ですね」と語りました。


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