2006年5月19日(金)「しんぶん赤旗」
改憲反対署名
大月町(高知)で過半数
高知県大月町の「おおつき九条の会」(横井渉代表世話人)は十八日までに、憲法改悪反対・九条守れの署名を三千百三十五人分集め、有権者の53・9%となりました。同会は結成から約半年、有権者過半数を全国で初めて(今年三月)達成した隣の土佐清水市に次いでの過半数達成となりました。
同会は、横井代表を先頭に世話人など役員が地域に入り署名を訴えたり、集落の知人に取りまとめを依頼するなどしてきました。五回のいっせい統一行動もおこないました。
一軒一軒を訪問し、一人で千人を超える署名を集めた役員、積極的に署名を集めた元町幹部職員について、無所属の町議から「私のところにも署名に来ていた。あんなことやる人とは知らなかった」と驚きが語られたりしています。
同会の安田勝事務局長代理は、過半数達成について「きびしいけどやってみようというのが最初の思いでした。ひと区切りついたということでこれで終わりではありません。たとえ国民投票があっても住民が誤りない判断をしてくれるよう、さらに宣伝、学習などでがんばる決意です」と話しています。
おおつき九条の会 人口、六千八百十七人、町内三十八地区の大月町で、昨年十二月四日に結成、県内で三十三番目の発足。結成総会では柴岡邦男町長が来賓あいさつし、所谷孝夫・元県農協中央会長が「私の戦争体験」を報告。世話人に町連合婦人会長、元町長、元町幹部職員、地区長四人など、幅広い人が選ばれました。