2006年5月9日(火)「しんぶん赤旗」
福井で9条の会結成
つどいに450人
「憲法九条を考える県民のつどい」が七日、福井市の県民会館で開かれ、詩人の稲木信夫氏や隼田嘉彦・福井大学名誉教授ら三十八人が呼びかけ人となる「九条の会・ふくい」が結成されました。つどいには四百五十人が参加しました。
水島朝穂・早稲田大学教授が講演し、権力者から市民の生活や権利を守るためにある憲法の意義を強調するとともに、「権力者に対する規制緩和は危ない」と、自民党新憲法草案への注意を喚起しました。
会は昨年六月に結成の準備を開始し、会の役割について意見交換を重ねながら、呼びかけ人を募ってきました。
会では、「九条の会」アピールを支持し、九条を守り生かすことを目的に、集会や諸団体との交流など県域での活動を進めていきます。
若狭町から参加した女性(30)は「憲法は権力者に対する規制であるという話が印象に残りました。憲法に対する見方が変わりました」と語りました。
また、別の女性(48)は「憲法って本当に身近にあるんだと改めて認識した」と話していました。