2006年4月14日(金)「しんぶん赤旗」
診療報酬改定
リハビリ日数に上限
小池議員 「打ち切りやめ保険で」
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四月からの診療報酬の改定で、医療保険が使えるリハビリテーションの日数に上限(脳血管疾患などの場合、発症後百八十日)が盛り込まれています。日本共産党の小池晃議員は十三日の参院厚生労働委員会でこの問題を取り上げました。
小池氏は、脳梗塞(こうそく)の後遺症で重度の右半身まひ、言語障害などに苦しみ四年間リハビリを続けている多田富雄東大名誉教授(免疫学)が「リハビリ中止は死の宣告」(「朝日」八日付)と訴える一文を紹介。「百八十日を上限に打ち切るのではなく、きちんと保険で受けられるようにすべきだ」とせまりました。
厚労省の水田邦雄保険局長は「脳血管疾患についても、継続的にリハビリテーションを行うことにより症状の回復が見込まれるものは、百八十日の上限の適用除外であると考える」と答弁しました。