2006年4月9日(日)「しんぶん赤旗」
女性の会
宝物 憲法9条守ろう
共産・石井氏 社民・土井氏ら 20人リレートーク
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「戦火が絶えず、多くの人が苦しんでいます。どんな状況にあっても命と平和を大切にするため、憲法九条を守っていきます」(江尻美穂子日本YWCA理事長)。女性「九条の会」は八日正午から三時間にわたって、東京のJR新宿駅西口前でリレートークをし、二十人が訴えました。多彩な立場、団体の百十人を超える女性が参加し、憲法を守れと訴えたビラを配り、シール投票をよびかけました。
音楽評論家の湯川れい子さんが、父と兄を戦争で亡くした体験を話し、「憲法九条を、宝物として守っていきましょう」とよびかけました。ほかに訴えたのは、ジャーナリストの関千枝子さん、日本キリスト教婦人矯風会の高橋喜久江さん、全国地域婦人団体連絡協議会副会長の川島霞子さん、新日本婦人の会会長の高田公子さんのほか、看護師や弁護士、業者婦人、落語家など。日本共産党の石井郁子副委員長・衆院議員、吉川春子参院議員のほか、民主党の岡崎トミ子参院議員、社民党の土井たか子元衆議院議長らが訴えました。
シンガー・ソングライターのきたがわてつさんが憲法九条を歌い、サクソフォン奏者・中川美保さんの平和の願いをこめた音色が、駅前ロータリーに響きました。
パネルに書かれた九条条文を初めて読んだという女子短大生(20)は、「平和な社会を保つため、憲法九条が大事な役割をしていることがわかりました」と、憲法九条を変えさせないシール投票におうじていました。