2006年4月7日(金)「しんぶん赤旗」
9条は宝 国民投票法に反対
国会周辺 400人の唱和
「憲法改悪のための国民投票法を許すな」と六日、春風が吹きぬける東京・日比谷公園(千代田区)から国会議事堂に向けて、請願昼デモがおこなわれました。参加者四百人の唱和が国会周辺に響きました。
「5・3憲法集会実行委員会」(憲法会議などの八団体が事務局)が主催しました。
参加者は「憲法九条は世界の宝」「国民投票法はいらない」の横断幕や「ストップ、改憲暴走」と書いたメッセージ板などを手にアピールしました。
「憲法九条殺し、国民投票法 反対」のプラカードを持った男性(27)は、厚生連の病院の労働組合で専従をしています。「憲法を変えるつもりがなければ、国民投票法は必要ない。運動を広げてつぶさなくては」と力を込めました。
全教女性部の参加者(50)は「愛国心を強制し、教育に格差を持ち込む教育基本法の改悪、日本を戦争する国にする憲法九条の改悪、どちらも絶対に許せません。憲法を改悪するための国民投票法も反対です。一人も子どもを戦場に送りたくありません」と話します。
衆・参両院の議員面会所では、日本共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首、両党の国会議員が参加者を激励しました。
デモ行進のスタートにあたり、実行委員会事務局の高田健氏、東京国公(東京国家公務員・独立行政法人労働組合共闘会議)の三井光男事務局長があいさつし、「世界に誇る日本の平和憲法を守ろう」と訴えました。