2006年3月31日(金)「しんぶん赤旗」

教育基本法改悪案

国会提出させない

衆院議員会館 全国連絡会が集会

　教育基本法改悪案の国会提出をとめようと三十日、東京・衆院第二議員会館で集会が開かれ、各地から約八十人が参加。日本共産党の石井郁子衆院議員が参加し、あいさつをしました。

　主催したのは「教育基本法の改悪をとめよう！全国連絡会」。同会の呼びかけ人の小森陽一・東大教授、三宅晶子・千葉大教授、大内裕和・松山大助教授が発言しました。

　小森氏は、憲法改悪と連動してすすめられている教育基本法の改悪は、「戦争をする人間づくりをめざし、教育への国家統制を強めようというもの｣と批判｡「これまで、改悪法案の提出を阻止し続けてきた草の根の運動を、いっそう強めよう」と呼びかけました。

　参加者からは「教育委員会が来年度から、すべての小中学生に『心の教科書』を配ることにした。教育基本法改悪の先取りとも言える動きに反対の声を広げたい」（京都市）、「都教委はこの三月、卒業式で生徒が『君が代』を起立して歌うよう指導を徹底する通達を校長に出したが、今日従わない教師を処分した。教育基本法が改悪されたらどうなるかを示している」（東京都）などの発言がありました。

　石井議員は、自民・公明両党による改悪法案提出の作業が秘密裏に、急ピッチで進められている情勢を報告しました。

　社民党から辻元清美衆院議員が参加しました。