2006年3月24日(金)「しんぶん赤旗」
京都府知事選が告示
衣笠さん候補 “あったか府政”ぜひ
京都府知事選が二十三日、告示され(四月九日投票)、「民主府政の会」の新人、衣笠洋子候補が、京都市下京区の事務所前で、三百人を前に第一声をあげました。再選をねらう現職の山田啓二氏=自民・公明・民主・社民推薦=との対決です。
衣笠候補には、山口県岩国市の「艦載機受け入れ反対に○をする会」や日本共産党の志位和夫委員長らから激励のメッセージが寄せられるとともに、同日夜の演説会では、哲学者の鶴見俊輔さんや民主党衆院議員の後援会員が弁士で訴えるなど、幅広い支持と注目を集めています。
出発式で、衣笠候補は、子どもの医療費助成拡充や一期四年で四千三百万円の退職金返上、憲法九条を守るなど“あったか府政”実現への政策をのべ、「四月九日、憲法守る、暮らしに春よぶ京都を府民と一緒に勝ちとりたい」と訴えました。
衣笠候補を推す日本共産党府委員会の渡辺和俊委員長と、新社会党府本部の鳥居隆太郎委員長が参加。日本共産党の穀田恵二衆院議員は「小泉『構造改革』の国民いじめを加速させ、自民党府議さえ批判する現府政に審判を下し、岩国での歴史的快挙に続き、共同の力で府政転換を」と訴えました。
自民・民主両党の国会議員らが参加した山田陣営の第一声では、伊吹文明自民党府連会長・衆院議員が「私は少し心配」「二極選挙はまことに怖いもの」などとのべ、“一枚岩”でない陣営の引き締めに躍起でした。