2006年3月24日(金)「しんぶん赤旗」

横浜市長選

福祉取り戻す市政に

市田書記局長 松川さんを応援


 横浜市長選挙(二十六日投票)最終盤の二十三日、「市民の市長をつくる会」の松川康夫候補(64)は、日本共産党の市田忠義書記局長・参院議員の応援を受けて、JR桜木町駅前で「中田市政に奪われた福祉を取り戻そう」と、約二千人の聴衆に呼びかけました。

 市田氏は、小泉「構造改革」によって社会的格差や貧困が拡大し、労働の規制緩和による不安定雇用が増え「ルールのない弱肉強食の寒々とした格差社会になった」と指摘。そのもとで現市長は悪政から市民を守るどころか、福祉・公的サービスを切り捨て「百施策、百億円を削り、その一方で日産の本社移転に際して、合計百億円もの税金をつぎ込んだ。こんな逆立ちした異常な市政はない」と批判しました。

 聴衆からは「そうだ!」の声があがりました。

 平和・憲法の問題では、山口県岩国市や沖縄県をはじめ、米軍再編強化反対の運動が全国で高まっているなか、横浜市金沢区の池子の森への米軍住宅建設を受け入れ、隣の横須賀市の米原子力空母配備計画には「口をはさむつもりはない」との態度を取る現市長を「市民の安全を守る市長としての資格はない」と訴えました。

 そして、「オール与党相乗りの市政から、市民のくらしと平和を守るために、松川さんを市長にして市民の立場に立つ新しい市政を実現しましょう」と呼びかけました。

 松川候補は「横浜市財政の1%、二百四十億円を回せば、福祉増進は十分可能です」と訴え、聴衆から盛大な拍手を受けました。


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