2006年2月27日(月)「しんぶん赤旗」
生存権と平和守る
大阪に医科・歯科9条の会
“戦争繰り返させない”
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「おおさか医科・歯科九条の会」が二十六日、結成され、同日大阪市内で発足集会が開かれ百人が参加。「人命を守ることを使命とする医療者にとって、国民の生存権を規定した憲法二五条を守ることと、平和のとりでである憲法九条を守ることは一体のものです」との「集会アピール」を採択しました。
国際反核医師の会(IPPNW)大阪府支部の小田徹也支部長が軍医として広島で働いていたときに被爆した体験を語り、「憲法九条が改悪されれば、またぞろ広島、長崎の悲劇が繰り返されることははっきりしています。みなさんとともにこの運動を進めていきたい」とあいさつしました。
リレートークでは医師や薬剤師など四人が発言。会の経過報告、申し合わせ、活動計画などを確認しました。
参加した医師(76)は、「私は戦争のむごさの中で生きてきた人間です。そういうことは絶対に繰り返させないのが私たちの任務です。そのためには九条を守ることがまず大事です」と話しました。