2006年2月17日(金)「しんぶん赤旗」
京都で「市民のひろば」
京都議定書発効一周年の十六日、地球温暖化防止京都ネットワークは地球温暖化防止を考える「市民のひろば」を河原町広場で開催し、百人が参加しました。
気候ネットワークの浅岡美恵さんは、二〇〇五年二月十六日に発効され世界の約束事となった「京都議定書」の締約国会議で、第一約束期間(〇八―十二年)以降の地球温暖化防止の枠組みづくりのため「対話」を開始することが決まったことを紹介。
「離脱したままのアメリカの国内でも、このままでいいのかという声が上がっています。宝物のような京都議定書を実行することが大切。温暖化防止を京都から世界に発信していきましょう」と呼びかけました。
ピアノとボーカルのミニコンサートの後、京都の市民団体がリレートーク。市民による環境保全活動をしている「環境市民」は、「温暖化エックス」と「エコファイター」のたたかいを寸劇で見せ、盛り上げました。
「きょうとグリーンファンド」の龍池妃都美さんは、待機電力をカットするなどして節電した五百円を「お日さま基金」として募り、京都の幼稚園などに「お日さま発電所」を設置する活動を紹介しました。
集会では、予想以上の速さで進んでいる地球温暖化を防止するために、いますぐ考えられるあらゆる施策を強力にすすめるとした宣言「地球温暖化防止市民の主張」が採択されました。