2006年2月11日(土)「しんぶん赤旗」

灯油値上げ抑えて

経産相に共産党議員


 原油高騰を背景とした石油製品の値上がりが国民生活と営業を直撃しています。日本共産党の塩川鉄也、高橋千鶴子両衆院議員、紙智子、大門実紀史両参院議員は十日、連名で二階俊博経産相に灯油価格の抑制に関する申し入れをしました。

 申し入れでは、北海道の標準世帯で灯油価格が昨年比平均27%アップ、東北地方でも一缶(十八リットル)千三百九十五円と四百円近く上昇するなど、豪雪や記録的寒波のもとで大幅な値上げに直面していることを指摘。

 価格に介入できないとしている政府の姿勢を改め、石油元売りメーカーに国内備蓄の放出や利益還元などの指導、価格監視を行い、灯油量確保と価格引き下げの措置を取るべきだとしています。また、低所得者に福祉灯油などの対策を講じようとする地方自治体への支援措置を求めています。

 二階経産相は「現時点でもう一度省内で対策を協議し、地方にも徹底していきたい。(要請項目には)文書でも回答したい。気持ちは同じです」と答えました。


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