2006年2月7日(火)「しんぶん赤旗」
九条の会
「6月に全国交流」
各地・各分野の「会」一堂に
「世界に誇る日本国憲法を守り、発展させよう」と著名九人が「九条の会」アピールを発表してから一年半がたち、アピールに賛同し、結成された各地・各分野の「九条の会」は四千を超えています。「九条の会」事務局は六日、全国に広がった「九条の会」の代表が一堂に会す「『九条の会』全国交流集会」を開くことを発表しました。
全国交流集会は、「九条の会」と、医療者、映画人、音楽、科学者、歌人、詩人、美術、建設人、宗教者、障害者・患者、女性、スポーツ、農林水産、俳人、マスコミの十五分野の九条の会で運営委員会を構成。「九条の会」発足から二周年の六月十日に、東京・日本青年館で開催します。全体交流集会と分散会で、各地・各分野の九条の会が活動報告します。
「九条の会」の草の根での広がりは、憲法九条を守れの世論を強めていく大きな役割を果たしています。一方で、小泉首相が、今国会の施政方針演説で憲法改悪に道を開く国民投票法案の整備にとりくむと表明、改憲の動きを強めています。
「九条の会」の小森陽一事務局長(東京大学教授)は「全国四千の九条の会は、自発的な会として、創意工夫しながら、さまざまな活動をしています。全国交流集会では、それぞれの会の運動を生の声で聞き、考え、二年目からの運動の質的飛躍をはかりたいと思っています。そのことで『九条の会』が憲法九条を守ろうという声を集める『萃(すい)点』の役割を果たしたいと思っています」と語りました。