2006年1月22日(日)「しんぶん赤旗」
憲法・教基法守れ、2000人
東京で市民集会
1人のできる努力すべてを
「まもろう憲法! ゆるすな教育基本法の改悪を! 1・21東京集会」が二十一日、東京・日比谷公会堂で開かれ、二千人が参加しました。二十日に開会した通常国会で、小泉内閣が教育基本法改悪案、憲法改悪に向けた国民投票法案を提出しようとしているなか、「改憲・改悪の企てを阻むため、一人ひとりができるあらゆる努力を」とのアピールを採択しました。
経済同友会終身幹事の品川正治氏が講演で「復員して憲法草案を見たとき、二度と戦争をしないという内容に、これ以上のものはないと思った」と語り、憲法を守る行動に立ちあがるよう呼びかけると、大きな拍手があがりました。
職場、地域の状況や取り組みについて九人が報告。「昨年の武器輸出の緩和後、職場では防衛機密保全のとりくみが進み、労働者に誓約書に署名までさせている」(石川島播磨重工業の労働者)、「世界に誇れる日本国憲法を守りたいと思える映画をこれからつくりたい」(映画九条の会)、「『日の丸・君が代』強制に反対する裁判などで、東京都教育委員会の教育への不当な支配が次々と明らかになっている」(「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会)などと発言しました。
日本共産党の緒方靖夫、小池晃両参院議員、笠井亮衆院議員(連名)、国立市の上原公子市長、社会民主党東京都連などからメッセージが寄せられました。
参加した品川区の青年(17)は「私も友人に憲法を守ろうと話している。憲法や教育基本法を守ろうという声を、私たちの世代からもあげたい」と語りました。