2005年6月19日(日)「しんぶん赤旗」
九条美術の会発足
141氏が呼びかけ人に
美術家・美術関係者でつくる「『九条の会』アピールを広げる美術の会」(略称・九条美術の会)が十八日、東京都内で発会し、記者会見を行いました。
九条美術の会は、大野五郎(画家)、岡部昭(工芸家)、川上十郎(画家)、窪島誠一郎(無言館館主)、佐藤忠良(彫刻家)、鳥居敏文(画家)、西常雄(彫刻家)、野見山暁治(画家)、水尾比呂志(評論家)の九氏が発起人となり、結成を呼びかけていたもの。六月十七日までに妹尾河童(舞台美術)、建畠覚造(彫刻家)、舟越桂(彫刻家)など百四十一人が呼びかけ人となりました。
この日の発会式では、同会のアピールを正式に採択。当面、五千人から六千人を目標にアピールへの賛同をよびかける方針を確認しました。アピールは美術家・美術関係者に、憲法九条を守る一点で「『戦争をする国』に逆もどりさせない運動」を広げることを呼びかけています。
四月に結成された美術・九条の会(横浜)や準備がすすめられている各地の会と連携することなどが話し合われました。