2005年6月2日(木)「しんぶん赤旗」
障害者「支援」法案審議の衆院厚労委
民主・社民欠席で流会
多数の傍聴者に「非礼」
委員長職権で開会予定だった衆院厚生労働委員会(鴨下一郎委員長、自民)は一日、開会前に開いた理事会に民主党と社民党が欠席。こうした状況を受けて与党側は流会としました。
これにたいし日本共産党の山口富男議員は、審議中の障害者「自立支援」法案は障害者、関係団体が強い関心を寄せている問題であり、前日の委員会開会の決定を知って朝から多数の傍聴希望者が詰めかけていることを指摘。質疑に入ることを委員長職権で決めておきながら一部の政党の都合で流すのは、障害者にたいして非礼であり、きわめて遺憾だと批判しました。
委員会が流会したあと、この日午後から改めて理事懇談会を開いて与野党で日程を協議。七日に参考人質疑をおこなうことを決めました。