2005年1月20日(木)「しんぶん赤旗」 国民投票法案9条改憲が動機志位委員長 「厳しく反対する」日本共産党の志位和夫委員長は十九日、国会内で記者会見し、憲法改定にむけた国民投票法案に反対する理由は何かと問われ、「なぜ今出すのかという、動機だ。動機が容認できないから反対するということだ」との考えを示しました。
志位氏は、憲法九条改定にむけた危険な動きがすすむなかで、今回の国民投票法案が出てきていることを指摘。「憲法をつくって六十年ちかくたつが、(これまで)一回もそうした話が国会に出てきたことはない。今なぜ出たか、その動機は、まさに九条を取り払うことにある」とのべ、「これが反対理由だ。この法律案は、憲法改定にむけた地ならしの第一歩として、それを許さない論陣を張っていきたい」と強調しました。 記者からの「国民の主権行使の手続きを定める法律がないのはおかしいという意見もあるが」との再度の質問に、志位氏は「一般論として、かりにその法律が形式上、一定の合理性や整合性を持つとしても、具体的な狙いや動機が、国民の安全、アジアと世界の平和に反する九条改定におかれているとすれば反対するのは当然だ」とのべました。 |