2004年11月16日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は十五日、日朝実務者協議について次の談話を発表しました。
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今回の実務者協議で北朝鮮側は、安否不明の拉致被害者十名について、「八名死亡、二名が未入国」とする従来の主張を繰り返し、資料や「物証」を提出した。これにたいして日本政府は、「疑問の点、不明の点が非常に多く、政府をあげて精査していく」としている。政府が、資料や証言などを徹底的に分析し、そのうえでさらに調査を継続し、真相を明らかにする努力をつくすことを求めたい。
わが党は、日朝両国政府が、拉致問題の解決のために、ひきつづき協議をつづけることを、強く求めるものである。