2004年3月2日(火)「しんぶん赤旗」
公明党は一日、北朝鮮船舶の入港阻止を可能にする特定船舶入港禁止法案を容認する方針を固めました。先の六カ国協議で北朝鮮の核開発や拉致問題で具体的な進展がなかったなどとして、「さらなる圧力もやむを得ない」と判断したものです。
公明党の神崎武法代表は同日昼、日本記者クラブで講演し、先の六カ国協議について「拉致問題で進展がなかったことは極めて残念だ」と指摘した上で、「私個人としては、外交カードの一つとして入港制限の法案を成立させてもいいと考えている」と表明しました。これを受け、同党は、同法案の了承へ手続きを進めます。