2004年2月4日(水)「しんぶん赤旗」
【北京=田端誠史】中国外務省の章啓月報道官は三日の定例記者会見で、北朝鮮の核問題をめぐる日本、北朝鮮、米国、中国、韓国、ロシアの六カ国協議が二十五日から北京で開催されると発表するとともに、同協議での共通認識を共同文書としてまとめたいとの意向を示しました。
これに先立ち、北朝鮮の朝鮮中央通信社は「次の六者会談(六カ国協議)開催問題に関して、基本当事者であるわが方(北朝鮮)と米国、そして主催国の中国と何度にもわたる協議を経て、二月二十五日から六者会談を開催することにした。これについて、関係諸国とも協議が行われた」としています。
中国外務省によると、中国の代表団は前回と同じく王毅外務次官を団長として参加します。
昨年八月に一回目の六カ国協議が開催され、二回目の開催が合意されていました。中国の仲介外交が活発に展開されるとともに、各国間で調整が続いていました。
北朝鮮の核問題の平和的解決と北東アジアの平和を実現するうえで、第二回協議が注目されています。