2004年1月30日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党の市田忠義書記局長は二十九日、民主党が経歴詐称の古賀潤一郎衆院議員に対し除籍(除名)処分を決めたことについて記者団に見解を求められ、次のようにコメントしました。
民主党の規約で「除籍」というのは最高の処分だそうですから、党内的措置として私は当然だと思います。
ただ、単なる党内問題ではなくて、有権者との関係でいいますと、経歴を詐称して選挙をやり審判を受けたわけですから、虚偽の事実を示して当選した。それを民主党が公認したわけですから、当然、辞職を本人に対して促すということまで含めてやらないと、ただ除籍したからそれで済むということにはならないのではないかと考えます。
(「民主党が自浄能力を発揮したと思うか」と記者に問われて)最高の処分をしたこと自身はきちんとした処置だったと思いますが、辞職勧告をしなかったという点については、自浄作用、自浄能力の発揮という点で不十分のそしりを免れないと思います。
やはり本人に対して議員を辞すべきだと、議員の資格に欠けるということをきちんというべきで、それをいわなかったというのは、何かかばっているような感じがします。