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2024年11月15日(金)

21年兵庫知事選

前知事に自民が4400万円

上脇氏 おおさわ候補で県政転換

自民党から斎藤氏への資金
(2021年、議員の肩書は当時)
選挙資金の寄付
自民党本部 200万円
後援会への寄付
自民党兵庫県支部連合会 2000万円
西村康稔衆院議員※ 500万円
松本剛明衆院議員※ 130万円
大串正樹衆院議員
谷公一衆院議員
渡海紀三朗衆院議員※
盛山正仁衆院議員
山口壮衆院議員※
山田賢司衆院議員※
各100万円
松本隆弘県議※ 300万円
五島壮一郎県議※ 150万円
山口晋平県議※ 120万円
奥谷謙一県議※ 60万円
安達和彦・神戸市議 50万円
その他の党支部 130万円
後援会の借り入れ
松本県議※ 200万円
※=代表を務める党支部から支出

 政治とカネの問題を追及してきた上脇博之・神戸学院大学教授が、パワハラなど数々の疑惑で失職した斎藤元彦・前兵庫県知事に多額の資金を提供していたのが自民党だと解明し、今回知事選(17日投開票)で自民党が支援する3候補では県政は変わらないと指摘しています。上脇さんは、おおさわ芳清さん(医師、日本共産党推薦)への投票を呼びかける動画に登場し「私は、おおさわさん一択」と語っています。

 自民党は今回の県知事選で三つにわかれて斎藤氏と元尼崎市長の稲村和美氏、前維新・国会議員の清水貴之氏を支援しています。

 上脇さんが注目したのは、斎藤県政をつくったのは誰かということです。「“維新の斎藤”という見方があるが、それ以上に自民党が支援していた」

 斎藤氏が知事になった21年、自民党から斎藤氏とその後援会に流れた選挙資金・政治資金は計4440万円にのぼります(表)。知事選の選挙運動費用収支報告書や「さいとう元彦後援会」の政治資金収支報告書を上脇さんが分析しました。

 ―自民党本部から斎藤氏個人への選挙資金の寄付200万円。

 ―自民党兵庫県支部連合会から後援会への寄付2000万円。

 ―国会議員や県議などが代表の自民党支部や議員個人から後援会への寄付2040万円。

 ―自民県議の党支部から後援会への貸し付け200万円。

 斎藤氏の後援会には、兵庫維新の会も同年の知事選後に302万7437円を寄付しています。自民党はその14倍超の資金をすべて選挙前に提供し、斎藤氏の政治資金の約8割を占めました。

 「知事の顔を替えるのではなくて県政全体を変えるなら、自民党の支援を受けた候補者ではない、おおさわさんしかありえない」(上脇さん)

 上脇さんのメッセージ動画はこちら

QRコード

https://x.com/OsawaYosi/status/1856249895554027738


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