2003年12月27日(土)「しんぶん赤旗」
【北京26日小寺松雄】中国外務省の王毅次官が二十五、二十六の両日、北朝鮮を訪問し、北朝鮮の核問題をめぐる次回六カ国協議について北朝鮮外務省幹部と協議しました。
新華社通信によると、王次官は北朝鮮外務省の金桂冠次官と会談、また姜錫桂筆頭次官、第一回六カ国協議の代表だった金永日次官とも意見を交換しました。
双方は、第二回協議の重要性の認識で一致し、よく準備して来年の早い時期に開き、対話を通じて北朝鮮の核問題を解決するという枠組みを継続していくことを確認しました。
王次官は、北朝鮮が核放棄を目標とする立場を堅持することを重視し、その過程で北朝鮮側の懸念も同時に解決するべきだとの認識を表明しました。相互尊重、平等の精神で、協調して歩むことにより、核問題の平和的解決を実現することができると主張しました。