日本共産党

2003年10月26日(日)「しんぶん赤旗」

北朝鮮

米提案「考慮する」

安全保証の文書化に


 【北京25日田端誠史】中国の新華社通信の平壌発二十五日電によると、北朝鮮の外務省報道官はブッシュ米国大統領がバンコクで表明した「文書による安全保証」にかんして、もし北朝鮮との共存の意図から出されたものであり、同時実施をふまえて北朝鮮が提起している一括解決の案に助けとなるならば北朝鮮は考慮するだろうと述べました。

 同報道官は、朝米が敵対関係にある状態のもとで平和的、徹底的に核問題を解決するもっとも公正な方法は信頼を確立することであり、同時実施の原則にもとづいて一括解決案を実行すれば核問題は簡単に解決されると主張しています。

 同時に「ニューヨークでの接触ルートを通じてわれわれのこの立場を米国に伝達しており、現在米国の本当の意図を確認中である。米国はニューヨークでの接触ルートを重視し、このルートを維持すると表明している」と述べました。

 また、同報道官は米国が同時行動の原則を受け入れるかどうか確認できない状況のもとでは、現在六カ国協議について態度表明するのは時期尚早であると述べています。


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