日本共産党

2003年10月21日(火)「しんぶん赤旗」

対北朝鮮

6カ国協議枠組みで解決へ

米韓首脳が一致


 【バンコク20日小玉純一】アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への参加で当地を訪問中の盧武鉉・韓国大統領とブッシュ米大統領は二十日会談し、北朝鮮の核兵器問題などで協議し、六カ国協議の枠組みで解決する方向で一致しました。

 会談後発表された共同声明では、ブッシュ大統領が北朝鮮に対する「安全の保証」について、「北朝鮮が核廃棄に関し進展をみせることを前提に多国間の枠内でどのような安全保証を提供できるか」について説明。両首脳は「安全の保証」について「次回の六カ国協議での進展を模索するための手段と方法を研究する」ことで合意しました。

 また両首脳は、北朝鮮の核保有を認めず、問題を平和的に解決する原則を確認、「六カ国協議を早期に開き具体的進展をもたらすことが望ましい」との見解で一致しました。

 十九日の米中首脳会談でも六カ国協議再開で合意、米政府高官は、「不可侵条約ではないが北朝鮮が求める安全の保証の提示を、六カ国協議の枠組みで行うこと」で双方が一致したとしています。

 米韓首脳会談では、イラクへの韓国軍の追加派兵決定で、盧大統領が「韓米同盟の重要性と韓国の国益などを総合的に検討した」と説明、ブッシュ米大統領は謝意を表明しました。


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