2003年8月30日(土)「しんぶん赤旗」
【北京29日小寺松雄】中国の副首相に次ぐ閣僚である唐家セン国務委員(前外相)は二十九日、六カ国協議を終えた各国代表と釣魚台迎賓館で会見しました。
新華社通信によると、唐氏は「今回の協議は国際社会、とくに北東アジア諸国が注目していた」と評価しました。
唐氏は、今回の協議からいくつかの教訓を導き出せるとして「相互信頼が大切であり、各国は武力を使用せず、武力で威嚇せず、事態を複雑にする言動をとるべきではない」「各国の違いが小さくなくても、忍耐強く話し合えば解決できる」と強調しました。
唐氏は、六カ国協議で「朝鮮半島の非核化が目標」と合意した意義を指摘。中国は一貫して平和のために努力すると表明しました。