2003年8月29日(金)「しんぶん赤旗」
【北京28日小寺松雄】六カ国協議に出席している韓国代表団の申鳳吉・外交通商省スポークスマンは二十八日、韓国と北朝鮮の首席代表らが二十七日に二国間協議を行ったことを明らかにしました。
この席で北朝鮮側は、米国の冒頭発言について、「理解できない部分がある」と韓国側に質問し、これに対する韓国側の説明を聞き、「よく理解できた」と謝意を述べたといいます。申氏は、北朝鮮側の質問内容は明らかにしませんでした。
また、韓国の冒頭発言について、「核問題解決に向けた努力が見られる」と評価。申氏によると、「南北双方は、意見交換が六カ国協議の進行にとって有益だと評価した」といいます。
申氏は、「二十七日に南北間で十分な協議を行ったので、二十八日は(首席代表同士の)公式の二国間協議はなかった」と述べました。