2003年8月2日(土)「しんぶん赤旗」
【ソウル1日面川誠】韓国外交通商省の李秀赫・次官補は一日、北朝鮮政府が核問題解決のための六カ国協議(朝米中日韓ロ)を受け入れることを三十一日に韓国政府に通知してきたと発表しました。北朝鮮側も同日、三者会談(朝米中)を経ずに六カ国会談を開催することを米側と協議中であることを明らかにしています。
李次官補は「北朝鮮は三カ国協議や(米朝)二国間協議を経ずに、ただちに六カ国協議を受け入れる意思を伝えてきた」と述べ、「北朝鮮は重大な条件や(協議の)障害になることは付け加えなかった」と明らかにしました。
北朝鮮が協議を受諾した理由について、李次官補は「北朝鮮も核問題が多国間にかかわる性格を持つことを認めたものと思う」と語りました。
ロシア外務省は七月三十一日、北朝鮮が六カ国協議開催を支持したとする声明を発表していました。