日本共産党

2003年7月13日(日)「しんぶん赤旗」

北朝鮮核

米が再処理確認

米NBCテレビ報道 放射性物質を検出


 米NBCテレビは十一日、北朝鮮が核兵器製造に必要な使用済み核燃料棒の再処理を開始したとの情報が、ホワイトハウスに送られたと報じました。NBCによると、核施設のある北朝鮮の寧辺近郊で採取した大気のサンプルから今週、再処理の際に放出される放射性物質クリプトン85が検出された、と米政府当局者が述べました。

 北朝鮮は四月十八日、「核燃料の再処理作業まで最終段階で成功裏に進められている」と発表してきましたが、NBC報道が事実とすれば、米側の具体的情報で再処理開始が裏付けられた形です。

日本共産党はきびしく批判

 日本共産党は、核兵器の速やかな全面廃絶を求める立場から、北朝鮮の核兵器開発についても、「いかなる理由によっても正当化されえない」(一月十日、市田書記局長談話)と、厳しく批判してきました。日本政府には、「日朝平壌宣言」に署名した当事者として、道理にたった粘り強い交渉で問題の平和解決を図るよう求めています。


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