2003年4月26日(土)「しんぶん赤旗」
【ワシントン２４日浜谷浩司】米国メディアによると、米政府当局者は二十四日、北京での米国、北朝鮮、中国の三カ国協議で、北朝鮮の李根外務省米州局副局長がケリー米国務次官補（東アジア・太平洋担当）に対し、北朝鮮が核兵器を保有していることを認めたと明らかにしました。北朝鮮側が実際にどう述べたかはまだ不明です。
米国務省のバウチャー報道官は同日、米国はこれまでも北朝鮮が核兵器を保有しているとみており、北朝鮮がそう述べたとしても「大きな驚きではない」とし、報道を事実上認めました。しかし、「北朝鮮側は非常に多くのことを語った。すべてを慎重に分析する」と述べ、北朝鮮側の発言内容や意図、また今後の方針などに言及する段階ではないとの姿勢を示しました。
ブッシュ米大統領は同日、ＮＢＣテレビのインタビューで、北朝鮮の姿勢について「古い脅迫ゲームだ。米国は脅されはしない」と強調。
パウエル米国務長官も同日の演説で、「北朝鮮は米国が脅しには応じないということを理解すべきだ」と警告しました。
日本共産党はこれまで、すべての核保有国の核兵器の全面廃絶を求め、北朝鮮の核問題についても、核開発は世界平和を脅かすもので「いかなる理由によっても正当化されえない」（一月十日、市田書記局長談話）と、核開発放棄を求めてきました。
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