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2018年1月31日(水)

ガザの国連職員がスト

米の拠出金減に抗議

パレスチナ

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 パレスチナのガザ地区で29日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への拠出金を米国が大幅に減らしたことに抗議して、同職員1万3000人がストライキを実施しました。ロイター通信が報じました。

 これによると、学校、病院、食料配給センターが閉鎖となりました。職員はガザの国連事務所に向かってデモ行進にも取り組み、「尊厳ほど大切なものはない」と書いた横断幕や、パレスチナの旗を掲げました。

 UNRWAはガザで30万人が通う278の学校を運営しています。

 英語教師のアハメド・アブスレイマンさん(59)は「私の家族は9人。職を心配したことはなかったが、いま不安だ。米国の削減は地域社会全体に悪影響を及ぼす」とロイター通信に話しました。

 UNRWAのアブハシナ報道官は、「職員は雇用と事業の削減を心配しています」と話しました。

 トランプ米大統領は25日に、「(米国がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことで)エルサレム問題を和平交渉の議題からはずした」「パレスチナが和平交渉に参加しなければ資金を渡さない」と発言しており、資金援助削減で脅しながら、エルサレムをイスラエルの首都とすることを前提にした交渉への参加を、パレスチナに求めています。

(小玉純一)


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