2018年1月23日(火)
トランプ政権包囲
「女性の行進」ラスベガスでも
全米から数万人結集
【ラスベガス=遠藤誠二】トランプ政権に反対する「女性の行進」の大集会が21日、米西部ネバダ州のラスベガスで行われ、周辺州をはじめとする全米各地から数万人が集まりました。昨年は、トランプ大統領就任式の翌21日に、ワシントンの連邦議会前広場で行われ50万人規模が参加。前日の大統領就任式以上の集結といわれました。
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「女性の行進」はトランプ政権発足1周年目にあたる20日に続いて実施。20、21の両日に、ラスベガス、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴなど全米各地で取り組まれ、米メディアなどによると計数十万人が参加しました。世界各地でも呼応してイベントが開かれました。主催者や参加者は、反トランプの声をあげるだけでなく、11月の中間選挙で共和党を敗北させ、トランプ共和政権に審判を下そうと意気高く行動に参加しました。
21日、ラスベガス郊外のサムボイド・スタジアムには、開場前から数千人規模の参加者がつめかけ、「トランプのまわりに壁を築け」「トランプは人種差別主義者だ」「中間選挙でやつらを追い出せ」など思い思いのスローガンを書き込んだプラカードを手に、気勢をあげました。
小学生の娘とともにユタ州からきた30代の女性、キャットさん(教師)は、「ユタ州はトランプ候補が勝利した保守的な土地柄ですが、彼は私の州の貧しい人たちにはなにもしてくれない。トランプ氏に反対の意思をこめ参加しました」と話しました。