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2018年1月21日(日)

米政府機関一部閉鎖へ

つなぎ予算案を否決

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 【ワシントン=遠藤誠二】連邦議会上院は19日、約1カ月間のつなぎ予算案を採決にかける動議を否決しました。これにより、連邦政府機関の一部閉鎖が20日から開始されることになります。

 下院では前日の18日に、つなぎ予算案が可決されましたが、上院(定数100)での可決には60票が必要で、民主党の協力が得られませんでした。

 米国では昨年10月から新予算年度が始まっていますが、本予算は成立しておらず、つなぎ予算を繰り返してしのいできました。

 予算案の攻防をめぐっては、不法移民の子どもの米国滞在を認める制度(DACA)の法制化など移民政策が、議会とトランプ大統領の間での「取引材料」にされてきました。

 共和党は、トランプ大統領が固執するメキシコ国境の壁建設費を予算に盛り込むよう主張。一方、民主党は壁建設に強く反対するとともにDACA維持を予算承認の条件とすることを譲らず、今回のつなぎ予算の期限(20日午前0時)を迎えました。

 トランプ政権発足から1年となる20日に、政府機関の閉鎖という不名誉な結果を招きました。閉鎖は、オバマ政権時の2013年以来です。


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