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2017年12月23日(土)

競馬場ATMの銀行カードローン対策

農水省が検討指示

野放し批判の本紙報道受け

紙事務所に説明

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 競馬場に設置されている銀行ATM(現金自動預払機)の銀行カードローンキャッシング(融資)機能が利用可能となっている問題で、農水省が競馬を主催する日本中央競馬会(JRA)などに検討を指示したことが22日までに分かりました。同省競馬監督課が日本共産党の紙智子参院議員事務所に説明しました。政府のギャンブル等依存症対策関係閣僚会議は、競馬場内のATMについて、キャッシングで調達した資金で馬券購入が可能であるとして、「ATMのキャッシング機能を廃止する又はATMの撤去を行う」という方針を示しました。

 JRAはこれを受けクレジット会社のキャッシング機能を廃止する措置をとりました。しかし、銀行カードローンの同様の機能については措置せず、現在も銀行カードローンの融資を馬券購入にあてることができます。

 本紙は18日付社会面「競馬場のATM 銀行カードローン野放し」でこの事実を報じました。

 競馬を所管する農水省の競馬監督課は「『赤旗』の指摘を受けたこともあり、競馬主催者(中央競馬はJRA、地方競馬は地方自治体・一部事務組合)に指示した。主催者の中で現在検討している」と説明しました。

 JRA報道室の話 農水省とは日常的にやりとりしている。クレジットカードのキャッシング機能廃止のめどがたったことから、銀行カードローンについても検討をすすめていこうという話があった。


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