2017年12月1日(金)
北朝鮮問題 「選択肢は外交」
米国務省報道官が会見
【ワシントン=遠藤誠二】米国務省のナウアート報道官は29日、ワシントンで会見し、北朝鮮の核ミサイル開発問題について、「われわれの選択肢は外交だ」と述べ、あくまでも経済制裁と外交手段によって解決を追求していく考えを改めて示しました。
ナウアート報道官は、北朝鮮による新たなミサイル発射を非難するとともに、「すべての国は最大限、経済と外交的手段で北朝鮮にたいする圧力を強めなければならない」と主張しました。
同氏はまた、ティラーソン国務長官が28日に外交的な選択肢が可能であると発言したことに言及。その上で「米国が圧力をかける目標は、北朝鮮が現在の方針を再考し、別の未来について意義ある対話にかかわることを考えさせることにある」と指摘しました。
「われわれの選択肢は外交だ。米国は、朝鮮半島の非核化にむけ外交キャンペーンを拡大させる。これが、米政権が強固に取り組む内容であり、国家の安全保障にかかわる最優先事項だ」と述べました。