2017年11月24日(金)
辺野古の行動 「正義平和賞」
沖縄・ヘリ基地反対協に韓国カトリック団体授賞
沖縄県名護市で日米両政府が強行している米軍新基地建設に反対し、海上やキャンプ・シュワブゲート前での抗議・監視行動に取り組むヘリ基地反対協に韓国のカトリック団体の「正義平和賞」受賞が決まったことが23日、分かりました。
受賞したのは1970年代の韓国民主化運動にかかわったカトリック司教、池学淳(チ・ハクスン、1921年3月〜93年9月)をたたえ97年に設立された財団法人「チ・ハクスン正義平和基金」の第21回チ・ハクスン正義平和賞。
同基金は20日、「貴団体が、辺野古海上基地の建設に抵抗し、海上阻止行動を20年間持続しており、いかなる厳しい状況にも沖縄の平和、自然、自尊心を守るという熱意に変わりがない事実に感銘を受けました」「これに対する感謝の気持ちでこの賞を授与したいと思います」との授賞理由をメールで通知してきました。
ヘリ基地反対協の仲本興真事務局長は「名誉ある賞をいただき感激しています。この賞は、県民の不屈のたたかいに対する大きな激励です。辺野古基地建設ストップ、韓国の基地強化反対の国際的連帯を強めよう」と感謝のメールを返信しました。
同賞は国家の民主化と改革、人類の平和、国際平和秩序のための連帯活動の先頭に立ってきた個人や団体に与えられる賞で、これまでに韓国や第三世界で隠れた運動に光を与えたケースが多く、日本での受賞は初めて。
同基金は、授賞式を来年1月中に訪問団が来沖、辺野古で実施したいとしています。