2017年11月5日(日)
学童保育は生活の場
全国研究集会 規制緩和の動き批判
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第52回全国学童保育研究集会が4日、神戸市内で始まりました。日程は2日間です。
全体会には約4000人の参加。県内の学童保育の子ら約320人が、ダンスや合奏とともに神戸の指導員がつくった歌「いくぞ!ぼくらの学童へ」を披露。「子どもが好きで始めた仕事 開けてビックリ安月給」と、参加者も一緒にコールしました。
全国学童保育連絡協議会の木田保男会長が基調報告。「長年、公的責任があいまいにされたため、学童保育は今でも生活の場として貧困な状態だが、少しずつ改善されつつある」と強調しました。一方で、国が決めた学童保育の広さや職員の配置など「従うべき基準」を見直し、規制緩和しようとする動きもあると批判。「各地で学童保育を充実させるために、いっそう働きかけを強めてほしい」と呼びかけました。
特別報告では、福島県の保護者が「放射線量を測定しながら、子どもの遊び場を探した」と報告。熊本県の指導員と岩手県の指導員は震災後、子どもたちが学童保育で元気に遊べるまでの復興の様子を紹介しました。
日本福祉大学名誉教授の近藤直子さんが講演。来賓の一人として、日本共産党の堀内照文前衆院議員が紹介されました。