2017年10月27日(金)
朝鮮学校にも適用を
「高校無償化」求め集会
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朝鮮学校への「高校授業料無償化」制度の適用などを求めて25日夜、ときおり冷たい雨が降りしきる中、東京・代々木公園で「朝鮮学校の子どもたちに学ぶ権利を!全国集会」が開かれました。主催は同実行委員会。
主催者あいさつで、全国朝鮮高級学校校長会の慎吉雄会長は「高校無償化」適用除外とした政府の決定に対し、「安倍首相などによる露骨な朝鮮学校つぶしの動きは許せない」と述べました。
連帯あいさつとして、韓国から駆け付けた「ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会」共同代表のソン・ミヒさんは「政治的に日朝関係が正常化できないことを理由に、朝鮮学校の子どもたちが差別されている」とし、「これは犯罪といえる」と強く訴えました。
各界からのリレートークで、朝鮮学校の「無償化」適用を求める裁判の弁護団の、李春煕弁護士は「朝鮮学校も無償化の対象となるとした大阪地裁の判決を大事にし、ポジティブにとらえていこう」と呼びかけました。朝鮮学校に通う生徒は「どんな時もあきらめない人たちの姿を見て、裁判に勝たなくてはならないと思った」とスピーチしました。
集会では「朝鮮学校の子どもたちに学ぶ権利を!全国集会アピール」を大きな拍手で採択し、その後デモ行進をしました。