2017年10月19日(木)
北朝鮮問題
米大統領発言に批判
民主党ヒラリー氏ら
昨年の米大統領選挙をトランプ氏と争った民主党のヒラリー・クリントン元国務長官は18日、ソウルで講演し、朝鮮半島で戦争を始めると「深く考えることなく」脅すことは「危険であり、先見の明に欠ける」と述べ、米政府は関係各国を交渉のテーブルにつかせねばならないと述べました。
ロイター通信によると、クリントン氏は「米国は(北朝鮮に対して)好戦的、高圧的になる必要はない」と表明。北朝鮮に対していっそうの圧力と外交を通じて、対話に応じるようにする必要があると述べました。
またトランプ大統領を名指ししなかったものの、「金正恩(キム・ジョンウン、朝鮮労働党委員長)にけんかを売れば、喜ぶのは向こうだ」「ツイッターで侮辱しても、北朝鮮側が得するだけだ」とツイッターでの言明を批判しました。
また米メディアによると、先週、韓国を訪問した民主党のリード上院議員は16日、ワシントンで記者団に対し、北朝鮮に対するトランプ氏の言動に韓国側が「混乱している」と述べました。
リード氏は、トランプ氏の言動について、「混乱であり、懸念であり、これから米側がどうするかについて信頼を失わせている」と批判しました。