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2017年8月19日(土)

車突入 死者13人

スペイン バルセロナでテロ

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 【ベルリン=伊藤寿庸】スペイン東部の地中海沿岸の都市バルセロナで現地時間17日午後4時50分(日本時間同11時50分)ごろ、歩行者で混雑するランブラス通りにワゴン車が突っ込み、少なくとも13人が死亡、100人以上が負傷しました。カタルーニャ州警察は、テロと判断して捜査しています。

 欧州では、昨年から今年にかけて、南仏ニース、ベルリン、ロンドン、ストックホルムなどで、トラックやワゴン車を使用して歩行者を殺害する手口のテロが相次ぎ、100人以上が死亡しています。

 事件後、過激組織IS系の宣伝機関が犯行声明を出しましたが、実際の関与の有無は不明。警察はスペイン国籍(北アフリカのスペイン領メリリャ出身)とモロッコ国籍の各1人を事件の関連で逮捕。その後さらに内陸部のリポイで3人目の容疑者を逮捕しました。ワゴン車の運転手は今も逃走中です。

 観光シーズン真っただ中で、事件現場は、夜遅くまで観光客でにぎわう名所だったことから、死傷者の国籍は24カ国に上りました。

 また17日、バルセロナ南西120キロのカンブリス市では、乗用車が歩行者をはね、警察との銃撃戦で容疑者5人が死亡。市民6人、警官1人が負傷しました。警察は、バルセロナのテロと関連した自爆テロを未然に防いだと発表しました。


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