2017年7月23日(日)
政府が遺骨引渡式
倉林議員が出席
「浮島丸」犠牲者追悼も
厚生労働省主催の遺骨引渡式が19日、都内の千鳥ケ淵戦没者墓苑で行われ、日本共産党を代表して倉林明子参院議員が出席しました。
昨年「戦没者遺骨収集推進法」が成立、2016年度から24年度までを遺骨収集推進集中期間としています。今回から遺骨収集は、厚労相の指定を受けた一般社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会が派遣した収集団が行うこととなり、昨年よりも多く収集を予定しています。
今回は、旧ソ連抑留中死亡者(ハバロフスク地方31体、アムール州24体)の遺骨が厚労省に引き渡され、同省内の霊安室に移されました。
その後、倉林議員は、「浮島丸事件」などで犠牲になった朝鮮人の遺骨が安置されている東京都目黒区の祐天寺を訪れました。
1945年8月24日、日本に強制連行された朝鮮人やその家族が帰国のため乗った「浮島丸」が、京都府舞鶴湾内で原因不明の爆発、沈没し500人以上が亡くなりました。70年に厚生省(当時)から祐天寺に移管され、いまだ帰れない280体の遺骨が安置されており、舞鶴では毎年、追悼集会が開かれています。
倉林議員は、先に厚労省から聞き取りをした際、一日も早く返還できるよう、外務省を通じて外交交渉の努力をするよう申し入れました。