2017年6月25日(日)
自民支持者「今度は共産党」
間違い気づかせたい
各地で
東京都議選(7月2日投票)では、「自民党支持者」と名乗る人が日本共産党の事務所を訪ねてきたり、街頭演説を聞いたりして、国政を私物化し暴走する安倍自民党への危機感を語り、共産党への支持を表明する例が各地で相次いでいます。
足立区では、壮年の男性が告示前、鈴木けんいち党区議事務所に勢いよく入って来て、いきなり「今度の選挙、共産党はなんて書けばいいの」と尋ねました。
驚いた党後援会員が事情を聞くと、男性は「自民党に間違いを気づかせるためには、共産党を応援するしかないと思っている」と語りました。
男性は言います。「ずっと自民党を応援してきたが、自分が好きな自民党は『右から左』までいろんな考えを持った人がいて、行き過ぎがあればいさめる人もいた。しかしいまは安倍首相をいさめる人もいない。自分が好きだった懐の深い保守本流の自民党ではなくなってしまった」
後援会員が、足立区で共産党は斉藤まりこ候補=新=が立候補すると説明し、ビラを渡すと「飲み仲間にも斉藤さんのことを話す」とのべ、住所と氏名を明かし数枚のビラを持って帰りました。
世田谷区では18日、里吉ゆみ候補=現=の街頭演説を真正面で聞いていた30〜40代の男性が後援会員にこう語りました。「ずっと自民党を支持してきたが、安倍首相には腹を立てている。どこかで話をしたかったが、誰に言ったらいいかわからないので、申し訳ないが共産党の演説を聞きにきた」
当日はラフな格好でしたが、実は都内の著名な神社につとめていると明かしました。
男性は、「共謀罪」法を強行採決した安倍政権に、「国会がこれでは日本政治の将来が危うい。いま自民党は政党の体をなしていない。自分としてもすごく心配している」と。党後援会員が、都議選で共産党を伸ばしてほしいと訴えると、「わかりました」と応じました。
北区でも21日、そねはじめ候補=現=が住宅街で街頭演説していると、自転車で通りかかった中年男性が「いつも自民党に入れてきたが、今度は、そねさんに入れる」と激励し、ビラを受け取って行きました。