2017年6月24日(土)
業者・女将さん 激励
森山さん勝利で築地再整備を
都議選・中央区
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23日告示された東京都議選で、築地市場の地元、中央区(定数1)では、建築エコノミストの森山高至候補(51)=無所属新人、日本共産党支持=が、市場の豊洲移転中止、築地での現在地再整備を公約に掲げて立候補しました。
築地の波除稲荷神社前で行った出陣式には、市場で働く人たちが駆けつけ、ターレ(運搬車)で駆け回る業者から「森山さん頑張れ」と声援が飛びました。
森山氏は「メディアは豊洲移転決定と流しているが、まだまだこれからです。土壌汚染は問題です。築地は日本の食文化を支えてきた。老朽化というが、築地は直せばいい」と強調。大型公共事業をチェックし、税金を生活に必要なものに使うことも訴えました。
応援演説した築地女将(おかみ)さん会の山口タイさんは、「築地市場の場内と場外は一体のものです。場内が向こう(豊洲)に行ってなんてとんでもない。築地の文化を継承するには、森山さんが必要です」と話しました。
人類学者の中沢新一氏も「築地を更地にしてしまえば、戻ってこられないかもしれない。(小池都知事の)間違った判断を訂正させないといけない」と述べました。
「森山高至さん勝手連」の林悦子さんは「築地で営業しながらの再整備に転換させるため、地元の中央区が頑張らないといけません。自民党や都知事の判断任せの候補ではだめ」と話していました。